青い空、白い雲…煌めく海、広がる砂浜。
リゾート地として有名な南の島・ジャバウォック島に修学旅行で訪れた希望ヶ峰学園の生徒達だったが、
学園長・モノクマによって島に閉じ込められてしまう。
島からの脱出を条件に、コロシアイをすることを強いられる生徒達。
渦巻く疑心。見えない狂気。極限状態のなか、超高校級のコロシアイが始まる
スーパーダンガンロンパ2はPlaystationPortableで2012年7月26日に発売されたハイスピード推理アクションである。
前作、ダンガンロンパ。。。。は新規IPのアドベンチャーというヒットは難しい枠組みの中で廉価版込みで十万本を超えるスマッシュヒットを記録した。xbox360で発売、その後たくさんのハードに移植されたシュタインズゲートと同じく、ネット上での口コミが広がってヒットに繋がるというパターンだったと記憶する。
前作、ダンガンロンパ 数多くのゲームをフューチャーしながら作り上げられた非常に楽しいお祭ゲーム。 |
ご存知、その後の乱発も有名なシュタインズゲート 先が非常に気になる部分で終わる体験版も売上に大きく貢献した |
ダンガンロンパがウケたのは先の読めないストーリー、個性的なキャラクター、もあるが、一番はその演出だろう。
逆転裁判をフューチャーしたようなキャラクターの激しい動きとSE、会話のノリとテンポの良さ、学級裁判時などはポンポンとミニゲームを交えながら我々を飽きさせない。アメリカのアニメ映画などは無音のシーンは盛り込まないというが旧態依然したアドベンチャーゲームを邦画とすると、ダンガンロンパは洋画的とでも言えるか
続編となるダンガンロンパ2では、更にテンポに磨きがかかった
前作には無かった新アクション「反論ショーダウン」 右に左に現れる相手の反論を方向キーで投げるナイフで斬っていく |
ゲージが拮抗すると突然鍔迫り合いという連打モードに入る これがまたなんというか、、、パチンコ的演出 |
ゲームのメインである学級裁判をプレイしていて思うのは、非常にパチンコである、ということ
別に必要のないところで連打せよ!とかボタンをタイミングに合わせて押せ!とか、派手な画面演出と無駄なボタン操作。共通しているのは飽きさせないという点
公式による学級裁判紹介PV |
パチンコの場合はそもそもボタンを押そうが押さまいが結果に変わりはないのだが、その辺はゲーム、ミスがあると体力ゲージが減ってしまいにはゲームオーバーとなる。
新アクション「ロジカルダイブ」 難しくなってくると考える余裕なくヤマカンになるのが少し… |
「反論ショーダウン」はナイフの軌道がわかりづらく 少しイライラさせられた |
個々のゲームに着目するとしょーもないものばかりなのだが、学級裁判という大枠の中でテンポよくポンポン出されるとそれも気にならなくなってくる。「反論ショーダウン」だけを学級裁判中に何度も何度もやらされたら実際のナイフでPSPを破壊しかねないが、時々顔を表す程度なら許してあげられる。
色々なゲームをやらされるが本編には関係ないミニゲームなどという扱いとは違い、あくまで本編中の一コマ=ミニゲーム自体がストーリー進行となっているので、やっていることはシューティングやアクションといったアドベンチャーとは全く関係無いものでも、ハチャメチャなストーリーとテンポの良さがミックスされ場違い感が出ない
かといって本来のミニゲーム自体も搭載しているのが ダンガンロンパ2スタッフの抜け目ないところ |
意外と遊べるのが「ミラクル☆モノミ」 クリア後もユーザーの心をなかなか離さない |
🙁 少し気になるのは、ミニゲームの中の反論ショーダウン。これはルールもわかりづらいし、地味に難しい。何度もやり直しさせられるのは仕方ないが、方向キーに応じた軌道でナイフをぶつけるだけじゃなくタイミングもしっかり図らなきゃならないのは、そこまで本格的にしなくても良かったのではないか?とも思う。 🙁
また、ミニゲームだけでは無くゲーム内ゲームを盛り込むことで、更にそのハチャメチャ感が増している。
その中身もおっさんユーザーをニヤリとさせる古き名作トワイライトシンドローム。これを持ってくるとは…
まさかのトワイライトシンドローム これ、怖いゲームなのですよ |
今度は脱出系ADV もうなんでもありってことね |
ストーリーも相変わらず全く先の読めない内容に、前作にも負けない濃いキャラクター群。
このキャラクター、世界観を毛嫌いする人で無ければジェットコースターのようにラストを迎えるだろう。
それでは総評。
※皆、大好きな某雑誌形式でレビューします。
採点は上から順に、映像、ストーリー、UI(ユーザーインターフェイス)、GAMEPLAY、の評価となります。
総合評価:A
※この後は酷く強烈なネタバレ満載後日談となります。
これからプレイ予定の方は絶対観ないようお願いします。(見たい方は↓をクリック)。
続きを読む
クリア後。
それにしても、ここのスタッフは本当に江ノ島盾子好きなのね~っと改めて思った
またおまえか… 数年越しの新作では見たくなかった顔 |
チャンスアップ演出。 4連続での期待度は80%!とでも言いたくなるほどパチンコなり |
実は世界そのものがヴァーチャル世界でしたー。ってのは驚きは無いのだけど主人公そのものが伝説のなんじゃらでうんぬんかんってのは想定してなかった。僕自身は読んでないのだけど、ネタ的には小説版から来てるとか
実は主人公ただのもやないんです ニートに悪魔が乗り移ったらこんな感じになりそう |
前作は色々と投げっぱなしってたので、今回はその反省を活かしとりあえず全て説明はしたのか。
とはいっても、何でもありの世界観で真面目な考察する意味は… いや、やってる人達もたくさんいるのでノーコメントにしておこう
ところで、4日目のプレイ日記にも書いた超高校級ゲーマーの存在、やっぱりインチキキャラだったね!
超高校級ゲーマーのくせに高スペックすぎると思ったらやはり特別なキャラでしたっ |
ラストの展開に前作キャラを持ってきたのは前作をプレイしていない人には辛かったと思うけど、まぁラスボス自体が前作のキャラだし、新規の人をそれほどターゲットに置いていなかったのかな?
ここまでやっちゃっうと次はどうするのだろう?って全く想像つかないけど、個人的にはVITAでの展開希望。3DSは客層違いそうだし、まさかHD機ではいかんだろう。でもAndroidとかiphoneで新作だけは勘弁して(笑)
それでは後日談終了です。お疲れ様でした。
記事をたたむ